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鉄道員（ぽっぽや）
映画『息子』ロケ地
山田洋次監督映画『息子』（1991年＝平成3年）のロケ地
ロケ地説明のため映像には映画タイトルを入れています。撮影当時の市町村名です。
映画『息子』ロケ地/
岩手県軽米町小軽米（小玉川地区）
（高羽哲夫カメラマンの台本に手書き記載あり）
浅野哲夫（永瀬正敏）が母の一周忌法要のため帰郷し、バスから降りてお寺に向かう場面。
バス停は「戸草内」と出ているが、実際のバス停は「小玉川」で陸中大野～軽米病院を走るバス。
（訪問日2018年10月4日撮影）
近所の老人と思われる家は朽ち果ててしまっていた。
老人「浅野のおじか」というのがある。「おじ」とは方言で次男のこと。
映画『息子』ロケ地/
岩手県葛巻町葛巻：宝積寺（ほうしゃくじ）
（高羽哲夫カメラマンの台本に手書き記載あり）
浅野家の母の法事が行われたお寺。岩手県葛巻町葛巻の宝積寺（ほうしゃくじ）。
宝積寺の奥様によれば、哲夫（永瀬正敏）が入った玄関はロケ後に改築され面影はありませんでしたが
本堂は当時のままで、法事のシーンに登場する住職は本当のご住職だそうです。
（訪問日2018年10月4日撮影）宝積寺参道と山門。
お墓参りをする場面がある。宝積寺の墓地内ですが、映っているお墓はニセモノで
スタッフが空いている場所にお墓を立てたいと、ご住職のご指導をいただいて
「ここなら」と空き地に建てた撮影用のお墓だそうです。いかにも本物のように見えます。
数分のシーンですが、宝積寺ロケは2日間行われたそうです。
葛巻町には当時宿泊施設がなかったようですのでどこに宿泊されたのでしょう？
映画『息子』ロケ地/
岩手県軽米町上舘（戸草内地区）
浅野哲夫（永瀬正敏）の実家のある軽米町上館（戸草内地区）。
（訪問日2018年10月4日撮影）
（高羽哲夫カメラマンの台本に手書き記載あり）
古い茅葺屋根のお宅はなくなって新築されている。ご主人によれば当時の物はほとんど残っていないそうだが
道路側にある蔵は当時のままなので、雰囲気を感じられればと撮影許可をいただいた。
浅野昭男（三國連太郎）の住む家の前。長男の忠司（田中隆三）と妻の怜子（原田美枝子）と子供たちが
車で東京に戻る道。浅野哲夫（永瀬正敏）と浅野昭男（三國連太郎）が見送る場面で映る蔵。
ご主人によれば、家の中はセット撮影で撮影されているということだ。
浅野昭男（三國連太郎）と浅野哲夫（永瀬正敏）が畑に向かう前のシーンで
家の中から蔵が見えているのでこのシーンはここだということになる。
また、畑で煙草の葉を収穫して縄に編むシーンは別の地区で撮影されているということだ。
冬、浅野昭男（三國連太郎）が東京から雪のなか帰宅する。
あの時は積雪1ｍほどあったということだ。
映画『息子』ロケ地/
岩手県軽米町晴山
浅野昭男（三國連太郎）のたばこ畑。（高羽哲夫カメラマンの台本に手書き記載あり）
映画『息子』ロケ地/
岩手県軽米町：森林公園
（高羽哲夫カメラマンの台本に手書き記載あり）
映画『息子』ロケ地/
岩手県軽米町小軽米（小玉川地区）
とし子（浅田美代子）が車で浅野昭男（三國連太郎）を二戸駅へ走り始める場面。
軽米町小軽米（小玉川地区）第17地割。
Google画像2014年5月撮影を資料として掲載しておきます。（2019年1月24日掲載）
映画『息子』ロケ地/
二戸駅
映画『息子』ロケ地/
新宿3丁目：新宿大ガード東付近
浅野哲夫（永瀬正敏）と外国人労働者（アリ）が早朝、居酒屋の仕事を終え帰る。
映画『息子』ロケ地/
城北伸鉄尾久営業所：北区昭和町1丁目
城北伸鉄㈱尾久営業所
は北区昭和町1丁目で、尾久駅の東側。
城北伸鉄㈱尾久営業所は現存していない。
映画『息子』ロケ地/
サクラ製作所：大田区本羽田1丁目
川島征子（和久井映見）が働くサクラ製作所は実在したサクラ缶工業㈱（大田区本羽田1-23-11）。
（2018年12月9日掲載）
近隣の建物が南六郷一丁目団地1号棟。トラックが入った門は別の場所のようだ。
現況では変貌している。倉庫は現存していない。
2回目の配達時、女性従業員「大変ね暑いのに」と声をかけた人は川井みどりさん。
『幸福の黄色いハンカチ』で朱美（桃井かおり）の同僚（車内販売）を演じた人。
映画『息子』ロケ地/
サクラ製作所の門：北区堀船1丁目
トラックがサクラ製作所の門に入る場面。
北区堀船1丁目23の門。東京書籍印刷㈱（現：
㈱リーブルテック
）の工場だったようだ。
現在はホームセンターコーナン王子堀船店になり、門は無くなっている。
川島征子（和久井映見）が仕事を終え出る門もここ。
Google画像2009年12月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月13日掲載）
道路正面の建物が同じ。正面ビルがサイクルコア王子ビル。
映画『息子』ロケ地/
都電沿い：荒川区東尾久6丁目
川島征子（和久井映見）がサクラ製作所から帰る道の場面。都電沿いに歩く。
歩いている反対側に都電早稲田行きが見え、遠方に陸橋が見える。熊野陸橋と思われるところから
荒川区東尾久6丁目49付近で、都電東尾久三丁目駅に向かっていることになるが
次の場面は都電東尾久三丁目駅付近ではないようだ。
Google画像2018年4月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月9日掲載）
映画『息子』ロケ地/
都電沿い：荒川区南千住１丁目
川島征子（和久井映見）がサクラ製作所から帰る道の場面。信号機の横断歩道を渡る。
荒川区南千住１丁目三ノ輪橋商店街入口（梅沢写真会館＝南千住1-15-6）を通過する。
Google画像2018年6月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月13日掲載）
梅沢写真会館(南千住1-15-6）の写真ケースが一致し、三ノ輪橋商店街入口を入る。
映像はこの逆方向から撮影されている。
映画『息子』ロケ地/
都電沿い：荒川区町屋2丁目
川島征子（和久井映見）がサクラ製作所から帰る道の場面。
歩いている反対側に都電早稲田行きが見え、荒川区町屋2丁目1の商店街を通るようだ。
通りの先に植え込みがある。
Google画像2018年4月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月13日掲載）
電柱とシャッターの位置からするとこの辺り。
映画『息子』ロケ地/
都電：飛鳥山駅：北区滝野川1丁目
川島征子（和久井映見）が都電で降りた駅は飛鳥山駅。
浅野哲夫（永瀬正敏）が都電に乗ろうとしたお客（谷よしの＝寅さんでも活躍）とぶつかりそうになる。
川島征子（和久井映見）を見失った浅野哲夫（永瀬正敏）が踏切を渡る。飛鳥山駅南側の踏切。
Google画像2018年4月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月13日掲載）
現況ではかなり変貌している。当時のお店は現存していない。
電柱の位置は同じ。右側に見える門が滝野川不動尊。この角目のお店で買い物。
映画『息子』ロケ地/
北区堀船1丁目
川島征子（和久井映見）が浅野哲夫（永瀬正敏）につけられ手紙を渡された場面。
北区堀船1丁目5。石神井川の対岸は北区王子の印刷局工場とサンスクゴルフと東武ストア王子店。
現在は首都高速中央環状王子線ができ直接対岸が見えないが、曲り角は現存する。
Google画像2018年6月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月9日掲載）
手紙を渡す前の曲り角で、住所表記のブロック塀にポスターが貼られていて角に植木鉢が置いてある。
ここを車が通る。ブロック塀わきの一方通行標識支柱と電柱の位置が同じ。
映画『息子』ロケ地/
王子駅前：やなぎ小路
給料が出て、臨時社員になり、みんなでビールを飲みに行った焼鳥屋。
高羽カメラマン台本によれば、「王子駅前やなぎ小路」となっている。（2019年4月11日掲載）
当時のお店は現存していないようだ。
映画『息子』ロケ地/
葛飾区柴又7丁目：パチンコ大野屋
タキさんの家へ浅野哲夫（永瀬正敏）が訪問する場面。パチンコ大野屋が見える。
高羽カメラマン台本によれば、「柴又」となっている。
当時、柴又のパチンコ大野屋は、柴又7-1-14にあった㈱加持野商事大野屋柴又店。
Google画像2009年7月撮影を資料として掲載しておきます。（2019年4月11日掲載）
左側にあったパチンコ屋は1997年まで営業していたらしい。
映画『息子』ロケ地/
千葉県浦安市美浜
怜子（原田美枝子）と浅野昭男（三國連太郎）がタクシーに乗る。
首都高速箱崎JCT～深川線墨田川を渡り（永代橋が見える）、そして次がついついだまされてしまう。
湾岸線辰巳JCTではなく、葛飾ハープ橋～葛西JCT～浦安出口～浦安市美浜から入船方面走行し、
美浜1丁目のマンションに到着する。
Google画像2018年7月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月9日掲載）
怜子「お父さん、あそこに見えてきたビル、あれが私たちのマンション」
映画『息子』ロケ地/
千葉県浦安市塩浜4丁目
浅野忠司（田中隆三）が朝出勤する場面や怜子（原田美枝子）と浅野昭男（三國連太郎）が朝いた団地は
浦安市塩浜4丁目の都市機構ハイタウン5号棟前。タクシー走行方面とは逆である。
バス停は塩浜四丁目、バスは南行徳駅行き。
Google画像2018年8月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月13日掲載）
地下鉄東西線利用ということになるが、何故か電車は総武線が描かれている。
映画『息子』ロケ地/
つるやホテル：静岡県熱海市
戦友会が行われたホテル。つるやホテルは現在なく、熱海パールスターホテル付近にあった。
映画『息子』ロケ地/
小田急：新宿区西新宿1丁目
怜子（原田美枝子）と浅野昭男（三國連太郎）がいる屋上。
映画『息子』ロケ地/
中野区本町1丁目：豊水橋
浅野哲夫（永瀬正敏）がコインランドリーからアパートに帰る場面。
左からヒルトン東京、新宿クリーンタワービル、小田急第一生命ビル、東京都庁第一庁舎、東京都庁第二庁舎。
位置関係から神田川に架かる豊水橋。現在は周辺が変貌してそれぞれのビルが見えない。
コインランドリーは豊水橋の東側の新宿区西新宿5丁目にあったようだが
現在は周辺が変貌して無くなってしまった。（2018年12月7日掲載）
（コインランドリーの向かいにあるお店の住所は新宿区西新宿5-4-17）
中野区本町1-13-6の哲夫のアパートも現存していない（番地欠番になっている）。
映画『息子』ロケ地/
中野区本町1丁目
川島征子（和久井映見）が浅野哲夫（永瀬正敏）のアパートから帰る場面。
中野区本町1丁目32と本町1丁目31の間の道。
川島征子（和久井映見）が向かっている方向は、地下鉄丸ノ内線中野坂上駅ということになる。
二人がアパートから出てくる場所とバイバイした場所は連続しておらずカット撮影されている。
Google画像2017年10月撮影を資料として掲載しておきます。（2018年12月8日掲載）
バイバイした場所周辺は変貌したが、道路奥にある建物が同じ。
映画『息子』台本（高羽哲夫カメラマン遺品より）
高羽哲夫記念館＝湯川たから館（福島県湯川村大字勝常字堂後830番地）に
高羽さんが使用された遺品が展示されています。
主な登場人物
キャストは印刷
、黒字は手書き
浅野昭男・・三國連太郎
◆
浅野哲夫・・永瀬正敏
川島征子・・和久井映見
浅野忠司・・田中隆三
怜子・・原田美枝子
とし子・・浅田美代子
徹・・山口良一
綾子・・浅利香津代
守・・ケーシー高峰
◆
タキさん・・田中邦衛
おっさん・・いかりや長介
三沢・・梅津栄
アキ・・渡部夏樹
主任・・佐藤B作
社長・・レオナルド熊
◆
昭男の隣人・・奈良岡朋子
田舎の老人・・浜村純
哲夫の隣人・・小倉一郎
女事務員・・中村メイコ
女事務員A・・川井みどり
タキさんの母親・・中村美代子
焼鳥屋の女将・・光映子
焼鳥屋のおやじ・・堤勝巳
焼鳥屋の男・・露木幸次
【ノンクレジット、山田組スタッフ】
車の男・・北川剛
車の女・・中本美鈴
都電の客・・谷よしの
ゆう子・・江崎裕子
やす子・・江崎靖子
◆
戦友・寺尾・・
松村達雄
戦友・藤田・・
村田正雄
◆
板長・・
中本賢
【店員・・北山雅康】
外人労働者・・
アリ・チャウドゥリ 【字幕はジュウルフィカル・アリ】
怜子の隣人・・
坂本かず子
忠司の同僚・・
吉田剛
◆
＜十数年前＞
きぬ江・・音無美紀子
忠司・・若山雷蔵
【字幕は津田充博】
とし子・・清水万里
哲夫・・兼光洋
【字幕は高橋壱岐】
昭男の父親・・
高島【良夫】
昭男の母親・・
村上記代
当サイトはリンクフリーです。
当サイトに掲載した「息子」ロケ地は映画場面と当時の航空写真を照合して探査しました。
ロケ地照合探査のため、場面解説に映像（「息子」と明記）を使用し、
国土交通省空中写真（国土交通省航空写真と明記）を利用しました。
映像の著作権は、映画(製作・配給)会社に帰属しています。
お便りは
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