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映画『犬神家の一族』ロケ地訪問〜信州

市川崑監督映画『犬神家の一族』(金田一耕助:石坂浩二主演1976年=昭和51年)のロケ地訪問
(2013年11月17日撮影)

映画『犬神家の一族』ロケ地/安曇野市豊科

犬神御殿は、安曇野市豊科高家飯田にある飯田様のお屋敷でロケされたそうだ。
現在は、<御料理 万る山
リンク
(写真撮影時は、<花林桃源郷「蔵久」安曇野本店>)
案内板によれば、1810年の建築で築200年程。平成17年9月に国の登録有形文化財に指定されている。
1986年(昭和61年)までは造り酒屋だったそうだ。屋号は飯野屋。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
車から降りてくる松子(高峰三枝子)と佐清(青沼静馬=あおい輝彦)を
竹子(三条美紀)と梅子(草笛光子)が出迎えた門。
松子「竹子さん梅子さん、出迎えはあなたがた二人ね」
梅子「おっしゃる通りに致しましたが何事ですか、ウワァああぁ・・」
竹子「この人が・・」 松子「佐清ですよ」と入った門。
更に橘署長(加藤武)と逮捕された佐清(あおい輝彦)がジープから降りて入る門。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
蔵久の入口の右側(写真撮り忘れ)が、野々宮珠世(島田陽子)が金田一さんを駅に見送りに出かける時
猿蔵に向って「お前も金田一さんを見送りに行くの」という場所。
 猿蔵「あの人のこと忘れられない」門を入ると右側に土塀がある。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
ご親切な左写真のお店の方に説明を聞いた。「勉強不足なんですが」と言いながらかなり詳しい。
「飯田様が、ある時期になると石坂浩二さんのサインやロケ時のものを展示されることもあるんですよ」と。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
狩野派で知られる狩野探雪(かのうたんせつ)筆による本物の屏風(びょうぶ)。
市川崑監督が特にこの屏風がお気に入りだったそうで、
劇中ではこの屏風に似せた絵を画家に書かせて襖(ふすま)に使用されたとか。劇中は偽物だそうだ。当前か。
狩野探雪は1714年に死亡しているので300年前に描かれた屏風ということになる。

余談ですが、ここ飯野屋には「江戸時代に徳川家から贈られたと言われる灯篭がそこにあります」
と教えていただきました。縁側から見える庭に置いてありました。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
入口前を西側から撮影。真ん中の仕切り壁、松子夫人が佐智(川口恒)を待ち伏せた壁。
逆方向から撮影されている。
猿蔵が菊人形を手掛けたのはこのあたり?菊人形の場所はどこなんだ?
「よし、わかった!」とはならない。
映画を見比べると金田一さんがお屋敷外の東側の田んぼ畦道を走っていたように見える。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
ここはお屋敷の西側にある庭。
犬神家の一族ロケ地/安曇野
昭和50年航空写真で照合すると、お屋敷の東側に門らしきものがないような?どこなんだ?
映画映像と東側から撮影された写真を照合すると、東側の田んぼで撮影されたことがわかった。
参考写真は、<安曇野 造り酒屋
リンク
よし、わかった!煙突の赤い屋根の東側が東門で、中庭が菊人形の場所のようだ。
犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久 犬神家の一族ロケ地/安曇野蔵久
西側から撮影したお屋敷の屋根に天窓のようなものがある。佐智(川口恒)が顔を出していた天窓だろうか?
橘署長(加藤武)「ここが犯行現場ではないな、瓦ひとつ壊れてないからな」
金田一さん(石坂浩二)「署長さん、琴の糸ですね、菊の次が琴とはねぇ」

映画『犬神家の一族』ロケ地/仁科神明宮

那須神社は、<大町市社宮本にある仁科神明宮
リンク
犬神家の一族ロケ地/仁科神明宮 犬神家の一族ロケ地/仁科神明宮
金田一さん(石坂浩二)と古館弁護士(小沢栄太郎)が神主(大滝秀治)に会いに歩く参道。
映画場面では「三本杉」が健在である。
案内板によれば、三本杉は昭和54年3月30日の突風により真ん中の木が倒伏して
2本になってしまったそうです。

映画『犬神家の一族』ロケ地/青木湖

金田一耕助が那須ホテルの部屋から見て「綺麗だな〜国破れて山河ありか」
犬神家の一族ロケ地/青木湖 犬神家の一族ロケ地/青木湖
金田一さん(石坂浩二)「君、あれが犬神さんのお宅かね?」
おはるさん(坂口良子)「えぇ、このあたりで犬神御殿と呼んでます」
(訪問日2013年11月17日撮影 白銀は白馬連山)
犬神家の一族ロケ地/青木湖
青沼静馬の二本足の出ていたあたり。青木湖キャンプ場のところ。
金田一さん「スケキヨ君は逮捕されましたよ」「静馬ってことになりますね」
なぜかGoogle地図には「スケキヨの足」と書いてある。
犬神家の一族ロケ地/青木湖 犬神家の一族ロケ地/青木湖
松子(高峰三枝子)の母お園(原泉)がお金をせびりに来た場所は、青木湖西南の水神社に通じるあたり。
左が拡大航空写真。映画映像では茅葺屋根が2棟に見えるが実際は3棟あった。
お園「竹子さんや梅子さんだって未だに母親に仕送りしているって話だぁ」
松子「これあげるからサッサとどこかへ行ってしまって」
お園「お前の言う通りにするよ、これが今生の別れとなるかもね、元気でな」
犬神家の一族ロケ地/青木湖 犬神家の一族ロケ地/青木湖
(訪問日2019年10月30日撮影)左が猿蔵が飛び込んだ場所。右が松子の母がお金をせびりに来た場所。
地元の方の話によれば、茅葺屋根のお宅はここに3棟あり、真ん中のお宅だけ建て替えられたそうです。
両隣2棟は後継者もなく取り壊しになり更地になったそうです。
墓地内にあるお墓はほとんど新しくなっていました。

映画『犬神家の一族』ロケ地/木崎湖

野々宮珠世(島田陽子)がボートで昼寝をしていたのは木崎湖。山の森林のない部分が背景にある。
佐智(川口恒)がモーターボートに珠世を乗せたのも木崎湖。
犬神家の一族ロケ地/木崎湖
ボートに穴があいていて野々宮珠世が転覆寸前、猿蔵が飛び込んだ湖は青木湖で、
猿蔵と金田一さんが助けたロケ地は木崎湖。
金田一さんがボートで珠世を助けに出た場所は、
当時の航空写真で見ると木崎湖の一番北側のようだ。木々の様子が同じに見える。
湖畔を素足で歩けそうなのは、このあたりだったのだろう。

『男はつらいよ寅次郎あじさいの恋』29作目(1982年=昭和57年)の冒頭で寅さんが
とらやにハガキを書いていた場所が木崎湖の一番南の旅館前のボート乗り場であった。

映画『犬神家の一族』ロケ地/上田市常田

金田一耕助(石坂浩二)が那須市を歩く最初の場面。
上田市常田2-21の旧北国街道。正面の三角屋根が割烹大倉さんと小島紙店さん。
(訪問日2023年10月30日撮影)
犬神家の一族ロケ地/上田市常田
中盤に金田一さんがおはるさんを待っていた場所もここ。
金田一「おはるさん、おはるさん」
おはるさん「やあ」
金田一「待っていたんだよ」

映画『犬神家の一族』ロケ地/上田市常田
古舘法律事務所

古舘法律事務所から見える神社は、旧北国街道を南東に行ったところにある。
上田市常田2-22-25の科野大宮社(しなのおおみやしゃ)。(訪問日2023年10月30日撮影)
犬神家の一族ロケ地/上田市常田
古舘法律事務所から見える大木と狛犬と白い木柱。
道路対面にある上田市常田2-17-11の建物が古舘法律事務所で使われたようだ。
犬神家の一族ロケ地/上田市常田
訪問したがお留守でしたので、西隣の方(上田三井味噌醸造さん)にお訪ねしたところ
ここは小宮山邸で、すでに他界され、お話が聞けない状態でした。
現在は御親戚の方がお住まいだそうで、あいにくお留守でした。
ロケ当時は塩屋さんでご商売をされていたそうです。現存していました。
上田三井味噌醸造さんにもスタッフが下見をされたそうですが、
入口を新しいガラス戸にしたため、小宮山塩店さんになったとのことでした。
ここの東隣は当時金物店があったそうです。
金田一さんが出た戸は映像では柱の位置からして、向かって左から4枚目のような?

映画『犬神家の一族』ロケ地/上田市常田
那須警察署

那須警察署は上田市常田3-4の上田蚕種協業組合。(訪問日2023年10月30日撮影)
犬神家の一族ロケ地/上田蚕種協業組合 犬神家の一族ロケ地/上田蚕種協業組合
正面事務棟と内部の廊下。古舘弁護士が署長のところへ行く。
犬神家の一族ロケ地/上田蚕種協業組合 犬神家の一族ロケ地/上田蚕種協業組合
会議室と会議室から廊下側。(この部屋はロケで使われた部屋ではありません)
金田一さんと署長と古舘弁護士が雨が降っている時の映像では、
窓越しに小屋根のついた屋根と電柱の上部が見えている。この部屋の設定は2階と思われる。
当時の航空写真で見ても、どの建物だったかわからないが、西棟と東棟が事務棟と同じ造りだとしたら
西棟と東棟の北側に、それぞれ突起のような小屋根のついた棟があった。
位置的には西棟2階で撮られたのか?セット撮影のように見えるけど?
ロケで使われた部屋は、現在では西友上田東店の駐車場になっていることになるのか?
犬神家の一族ロケ地/上田蚕種協業組合
映像と比べてわかることは、映像では廊下から窓越しまで3間幅の部屋であるが、
この事務棟1階の部屋は、廊下が1間幅で、会議室が4間幅、その向こうには1間幅ある。
全6間幅の建物。よってロケの部屋は事務棟1階ではないことになる。
窓越しから撮影された署長の考える映像は、窓がとりはずされたのか窓が映っていない。
西棟2階で撮影されたとしても北から陽が差すのは妙(ライトのせいか?)セットじゃなかろうか?

映画『犬神家の一族』ロケ地/上田市柳町

旧北国街道の岡崎酒造さんなど。金田一さんとおはるさんが出会った場所も通称柳町。
上田市中央4-7の一角。(訪問日2023年10月30日撮影)
犬神家の一族ロケ地/上田市柳町 犬神家の一族ロケ地/上田市柳町
左の金田一さんとおはるさんが出会った場所から手前側に
古舘弁護士と金田一さんが歩いてくる。左側が味噌直売店菱屋さん。
手前左側が菱屋さんの蔵になるが、壁が窓付きに造作されたことになる。
金田一さんが上田市常田の那須市を歩く次のアップカットもここ。

岡崎酒造さんの対面が山崎綿店さん。おはるさんがふとんを持って金田一さんを追いかける。
お琴の師匠の家は柳町自治会館のT字路のところから西側方向に撮影されたようだ。

古舘弁護士と金田一さんが歩く上から撮影された場面は、
陽の当たり具合からすると西方向に歩いている。旧北国街道を更に西へ進んで
柳町からはずれた上田市中央4-14か中央4-18あたりだったのではと思う。
この付近の建物は現存していないことになる。

映像で金田一さんとおはるさんが出会った場所の右側に電柱が当時あって、
そこに掲げられている看板に「水野旅館」と貼ってある。
「水野旅館」までの旧北国街道なのだろう。あるいは食堂も?

映画『犬神家の一族』ロケ地/佐久市望月
那須ホテル

那須ホテルが井出野屋旅館。ここはあまりにも有名になった。
(訪問日2023年10月30日撮影)
犬神家の一族ロケ地/佐久市井出野屋旅館
すでに転居され内部を見ることができなかった。

映画『犬神家の一族』ロケ地/篠ノ井駅
那須駅

松子夫人(高峰三枝子)が若林さんにタバコを渡した那須駅のホームは、
長野市篠ノ井高田布施の国鉄篠ノ井駅。当時の面影が全くない。
松子夫人と若林さんの背景にある山の稜線が一致している。
当時の航空写真で見ると、なるほど建物などの位置は一致している。
犬神家の一族ロケ地//篠ノ井駅
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