滝沢農園トップ |
直江兼続と白根大凧合戦 熱戦/白根大凧合戦 旧白根市新飯田の歴史 白根の架け橋 白根が生んだ彫刻家・千野茂 白根が故郷/山本権兵衛海軍大将の妻/山本登喜子 白根新飯田村の丸山庄屋 |
熱戦/白根大凧合戦2010年の白根大凧合戦は、6月3日(木)〜6月7日(月)の5日間開催されました。300年の伝統を誇る白根大凧合戦の由来は、直江兼続と白根大凧合戦へどうぞ。 白根大凧合戦2010新潟市南区の白根地区と味方地区の白根大凧合戦が、6月3日(木)午後1時30分より開会式が行われ、東西両陣営の大凧合戦が幕を開けました。 開会式は、篠田昭新潟市長をはじめ、関係者によるセレモニーが行われ、5日間の戦いが始まりました。 初日は好天に恵まれ、絶好の北風も吹き、凧人の気合も充分に、熱戦が続いておりました。 大会関係者にお聞きしたところ、東側の白根地区は6チーム、西側の味方地区は7チームで、 24畳の大凧は、1チーム25凧製作するとの事で、合計で300枚以上の大凧が揚がります。 正月が明けると同時に製作を開始し、5日間でこれを揚げるには、雨天中止も考慮して、 1日1チーム7〜8凧揚げると言う事で、体力的に相当にへたばるそうです。 また、巻凧(六角形凧)は、大凧チームとは別の企業や団体などが、1チーム70凧ほど製作すると言う事です。 この巻凧は、数を数えられないくらいに揚がります。 皆さん仕事がありながらの製作をされ、この日ばかりと意気があがります。 白根大凧合戦会場会場となっている中ノ口川です。川幅は約80mです。左の写真は、凧見橋(南側)から白根橋(北側)方向で、右の写真は、白根橋から凧見橋方向です。 観戦は、両堤防脇に設置された無料観覧席のほか、無料の船からの観戦が可能です。 また有料観覧席にて、まじかで大凧合戦を見ることもできます。 笛の合図により、東側の白根地区から揚げ、時を見て、西側の味方地区が揚げて来ます。 白根大凧は24畳この24畳の大凧は、凧の重さが50キロ、綱の重さが60キロ、合計で110キロあります。スタート地点まで運ぶのには大勢の力が必要です。 凧綱は、径2.5cmで130mあり、日本麻製で名人が100日余りをかけて撚るもので、1本 200万円するそうです。 2009年は3チームが、2010年は1チームが凧綱を新調したと言う事です。 また、大凧に取り付けてある“はなお”は、30mのものが42本です。 スタート地点に準備し、前チームの競技が終わるのを待っている味方陣営です。 スタートの連絡が来たようです。凧を立たせます。 大凧の絵柄を目にされた方も多いと思いますが、裏側はこんなふうになっています。 竹を素材に骨組みを製作し、そこに絵凧を取り付けてあります。 下側の方の骨組みの竹は、凧をしなやかに揚げるために、少し細いものを使用しているそうです。 白根大凧合戦2010の大凧上の大凧は、しろね大凧と歴史の館に展示されている大凧です。 白根大凧の絡め合い白根側から揚げた凧が川面をスレスレに揚がります。落ちそうで落ちません。綱を引けばまた揚がります。 白根側(東側)から揚げた凧は西側へ向って、味方側(西側)から揚げた凧は東側へ向って揚がります。 味方側の大凧が、上からおおいかぶさり、絡め合いに挑みます。 白根側は引き綱を引き、更に上空へ揚げ、絡め合いに挑みます。 凧見橋から白根橋に向って堤防を引き手が走り抜けます。 みごと絡め合いに成功しました。大凧が落下してきます。 ここは無料観覧席です。パイプの枠が組んであり安全地帯となっております。 これから、綱引きの勝負です。親方衆から準備と声がかかりました。 綱引き用の俵に水を降り注ぎ、 「コロを転がすように綱を引け!」「歯を食いしばって、死ぬ気で引け!」 と、激が飛び、カツが入りました。 綱引きは、2分引き合い、勝負がつかなければ2分休憩し、また2分戦います。 これで勝負がつかなければ、引き分けです。 綱引きが始まりました。あいにく平日につき人数不足です。なかなか綱が切れません。 この大会のために設置された通路から道路まで引き手により綱引きです。 「この勝負、両者引き分け!」 初日と言う事もあり、5日間体力をもたせるには、引き分けもありです。 また、この綱引きには、観戦者でも参加できます。力に自信のある方は、是非ご参加ください。 綱引きの勝負がつきませんでした。後片付けです。 引き合い最長記録は、昭和7年に4時間引き合った末、 勝負がつかなく引き分けに終わったというものがあるとの事です。 天地人の大凧/白根大凧合戦2009上の写真は、白根側の凧見橋に掲げられた大凧、大国実頼と上杉景勝。 こちらは、味方側の凧見橋に掲げられた大凧、上杉謙信と直江兼続。 NHK大河ドラマ「天地人」の大凧が揚がりました。直江兼続が掘ったと伝わる中ノ口川(直江川)上空。 6月7日(日)は、待ちに待った天地人の大凧が揚がりました。本来、合戦が予定されておりましたが、 あいにくの西風が吹き、味方側から大凧揚げに変更になりました。 トップは、やはり親方様の上杉謙信であります。 『皆の者、義じゃ、義の精神で揚げるのじゃ!』 続いては、中ノ口川の生みの親、直江兼続であります。 『わしは、こんなに低いところに、いとうはなかった!』 寡黙(かもく)な上杉景勝と直江兼続の弟の大国実頼が揚がりました。 風のタイミングにより、大国実頼が一番空高く舞い上がりました。 白根大凧合戦2009の大凧『白根の発展は、地域住民の団結で』などのスローガンの大凧も揚がりました。 退職記念・結婚記念・節句の祝いや会社広告など、どなたでも大凧を揚げてもらえます。 白根大凧合戦は、寄付金により運営されています。 白根地域では、大凧合戦のことを節句と呼ばれています。 旧暦の5月の節句が、現在の白根大凧合戦の節句にあたるそうです。 |
滝沢農園トップへ 直江兼続と白根大凧合戦 このページ先頭に戻る 写真を転用される場合には、滝沢直紀まで(takizawa-naoki08181@r6.dion.ne.jp)ご連絡ください。 |