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西洋なし/ルレクチェ発祥地 直江兼続と白根大凧合戦 旧白根市新飯田の歴史 白根の架け橋 ぶどう・梨 新潟こしひかりBL産地直送 |
西洋なし/ルレクチェ発祥地は白根新潟県旧白根市は、信濃川と中ノ口川に囲まれた越後平野の“ど真ん中”にあり、平成17年3月21日に新潟市に編入され、平成19年4月1日より旧味方村と旧月潟村と合わせて、 政令指定都市・新潟市南区としてスタートしました。 | |
白根は新潟県内最大の果樹産地主な農業は、新潟こしひかりを中心とした米を主体に、野菜・果樹・大豆などの栽培が盛んで、果樹については桃・ぶどう・日本梨・西洋なし/ルレクチェが多くを占めています。 江戸時代以降、先人たちの努力により信濃川流域地帯の川・堤防・水路などが整備され、 沖積平野としての豊かな土壌に恵まれ農業が発展してきた輪中地帯です。 標高は5.5mから-0.23mと平坦な穀倉地帯で、海抜ゼロメートル地帯もあり、 自然排水が不可能で、完全ポンプ排水地帯です。 | |
果樹栽培の歴史は、梨栽培が万治年間(1658年)に、桃栽培が 文化・文政年間(1800年代前半〜)に記録があるとされています。 ≪『田方小前捨出帳』(旧白根市新飯田の大野家古文書より)≫ ◆ この事から旧白根市新飯田や周辺地域は、戦国時代に 直江兼続の功績による直江川(中ノ口川)と福田川の完成により、 沼地のような土地から開放され始め、水に根強い梨栽培が盛んに行われるようになったと推測されるところです。 ◆ この梨栽培の歴史をひも解いてみると、古文書などはこれが最古のようで、(他の古文書は水害の際に水を含み、ページがめくれず解読不可だったとの事) 旧白根市新飯田に、正保年間(1644年〜1647年)には丸山庄屋(豪族)がいたと言う記述があるとの事で、丸山庄屋は武田家の家臣で、 信州飯田から当地へ移って来られ、旧白根市新飯田で 梨栽培が行われるようになったのは、この丸山庄屋が信州から 取り寄せ導入したものではないかと推測します。 ◆ 1955年(昭和30年)に中蒲原郡白根町を中心として、 近隣の村が合併し白根町となり、 1959年(昭和34年)には市制施行により白根市となりました。 また、南区北部は新潟中心地へのベッドタウンとして 一戸建て住宅地が整備され、工業団地としても開発されてきました。 近年では、国土交通省により信濃川堤防のかさ上げ盛土工事が行われ、大雨に対する防災工事が行われています。 | |
白根は西洋なし/ルレクチェの発祥地【西洋なし/ルレクチェの原木】 旧白根市東萱場地区にあります。 昭和50年頃までは、栽培技術が難しいとされ、自家用のお正月果物として栽培されてきました。 近年栽培技術の向上で、高品質のものができるようになりました。 裏話では、かつて自家用時代に、新潟の古町芸者から美味な果物まぼろしの西洋梨として珍重され、 新潟界隈では、密かな人気があったという事です。 地元では、ロクチィやルクチィなどと言い、20年ほど前から呼び名がルレクチエと統一されました。 【正式名は、ル レクチエ(Le Lectier)で、ルとレの間に半角の空欄、エは大文字】 しかしながら地元農家の間では、ルレクチエと呼んだり書いたりする人は稀(まれ)で、 ほとんどの人がルレクチェと呼んでいます。 滝沢農園・6代目の祖父が、先駆者の小池左右吉氏と交流があり、苗木を分けてもらい自家用にありました。 幼少の頃からあった木は10年程前に枯れ、現在は更新した苗木が成木(せいぼく)になり、 実をつけるまでに成長し栽培しています。 西洋なし/ルレクチェの特徴まぼろしの西洋なしや最高級果実、果実の王様などと言われる理由には、栽培技術の難しさ、収穫から出荷までの追熟管理、 その場所を確保するスペースの必要性などが上げられ、大量に栽培面積を増やせない果物なのです。 ◆ 特に収穫したものがすべて商品になる訳ではありません。 その年によって格差はありますが、もともと病気に弱い果物で、黒斑病・尻くされ・輪紋病などとの闘いで、 全収穫のうち一部は完熟する前に腐ったりします。これが栽培技術の難しさなのです。 また、収穫後に保管する倉庫(作業所)のスペースや予冷設備などが必要とされます。 (自然追熟の場合は予冷設備は必要ありません) 予冷設備により、出荷調整する事が可能で、 需要期のお歳暮時、クリスマスなどにあわせて、調整できる工夫がされています。 ◆ また西洋梨の貴婦人と呼ばれる由縁は、やわらかい果肉とまろやかでとろけるような舌触りの食感を持ち、 消費者からリピートされ愛され、まさに女性らしさを感じさせる個性豊かなところから 形容されてきた事なのだと思います。 まだまだ全国的には名前が知られていない面もありますが、新潟県旧白根市発祥の名産として人気上昇中です。 西洋なし/ルレクチェの花ルレクチェの花の詳細は、阿賀野ネットワークス様による当園取材写真掲載の 新潟白根は果樹の郷へどうぞ。 果樹風景平成21年4月13日撮影 白根の果樹産地では、桜の花と桃の花と梨の花と菜の花が一挙に咲き揃う光景が見られます。 ここ新潟市南区清水地区では、桃の栽培が盛んで、桃の開花となりました。 | |
新潟白根の滝沢農園滝沢直紀 |