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梨ができるまで左が平成21年4月7日撮影、右が4月10日撮影。品種は、開花が最も早い新高(にいたか)です。 発芽期より脱苞期(だっぽうき)にかけての生育状況です。ひとつの芽から数本出ているのがわかると思います。 これが開花した時に花粉付けの人工授粉をしてやります。 花粉は、新興(しんこう)から花を採取し、室内で花粉を生成します。 梨は同一品種間で結実しないことを自家不和合成という。 左が平成21年4月13日撮影の開花期を迎えた新高の花で、右が花粉を採取する新興の花です。 新興は花粉を採取する目的で芽数を多く残しています。 もう少し花のつぼみが膨らんだ時点で花を採取し、葯(やく)を取り出します。 梨の花粉開葯(かいやく)作業JA新潟みらい みなみ支店 新飯田花粉センターで、梨花粉の開葯(かいやく)作業を行っています。 採取した梨の花を持ち込み、専用の脱穀機に入れ、葯(やく)を取り出します。 葯(やく)は、脱穀機の真下にあるトレイに入ります。不要な花びらなどは持ち帰ります。 この後に、ヒゲ取り機と呼ばれる花糸機(右)に入れ、葯(やく)のみを取り出します。 この作業が始まると、花粉センターは24時間フル活動で、昼夜勤制で当番を設け、 各集落代表者が夜の部の勤務に当ります。 私もこの期間1回は夜の部の担当になります。 花粉センターの室内です。部屋の温度は石油ストーブで部屋を暖め、 28℃〜30℃に保ち、扇風機と換気扇を使い部屋を乾燥させ湿気をなくします。 湿気があると開いた葯が死んでしまいます。 右上写真の状態は、入庫後約6時間ほど経ったもので、約24時間すると黄色い花粉の状態になります。 入庫後約25時間くらいたった花粉開葯状況です。開葯完了です。 これを持ち込み葯量に比例換算して各農家へ引き渡します。 梨の花が咲いたら人工授粉をしてやります。 梨の人工授粉平成21年4月18日撮影、新高が満開になりました。 昨日まで雨と低温で花粉付けができず、花の咲いている開花の最も早い新高から始まります。 そもそも果樹や植物は低温になると受粉しません。 花が咲いているからと言って無理やりつけてもダメで、温度が18℃くらにならないとうまく受粉をしてくれません。 また梨は、同じ品種の花粉では実はなりません。 農業というものは自然に左右されるものなのです。 梨の果実平成21年4月30日撮影 朝陽で影ができ少しわかりにくいですが、人工授粉をしたものがふくらみ始めたのがわかると思います。 付け根から1番・2番・3番・4番がふくらんでいます。 もう少しふくらんでパチンコ玉くらいの大きさになると摘果をし1果にします。 平成21年5月10日撮影、新高の摘果を始めました。まねぎと呼んでいます。 パチンコ玉くらいの大きさです。数個のものをこれより1果にします。 西洋なし/ルレクチェができるまで平成21年4月13日撮影、和梨と比べると、 少し開花時期が遅れますが、幸水なしとほとんど同時期です。 平成21年4月18日撮影 ポツポツと咲き始めました。 ルレクチェの花は、日本梨のように完全には開きません。 先が少し開く程度です。 平成21年4月20日撮影 開花です。花粉をつけました。 平成21年6月9日撮影 まだ小さいルレクチェ。 収穫後の追熟の様子は、西洋なし/ルレクチェ産地直送へどうぞ。 |
滝沢直紀 |