蒲原に生える蒲（ガマ）

蒲（ガマ）の穂綿にくるまれと、因幡の白兎で知られる「大黒様」という歌がある。
昭和5年生まれの母が小学校の頃、学校で習ったと今でも歌っている。

蒲（ガマ）に由来する蒲原（かんばら）

写真は新潟市南区新飯田（旧：中蒲原郡）に生える蒲（ガマ）であるが、
阿賀野市の自然によると、
新潟県の蒲原郡の地名となった由来植物のようである。
また、ポリネシア語で解く日本の地名によると、
蒲原（かむはら）郡は、『和名抄』では、「加无波良（かむはら）」と訓じ、「蒲の生えた原」とする一説があるそうだ。

蒲（ガマ）に由来する言葉

蒲（ガマ）の詳細は、石川県の本多先生著による
石川の植物のガマが詳しい。
これによると、蒲に由来する言葉には、「蒲団（フトン）」「蒲鉾（カマボコ）」「蒲焼（カバヤキ）」などがあるそうで、
「蒲団」は穂綿を使ったところから、「蒲鉾」は形がよく似ているところから由来するようだ。
蒲（ガマ）の穂綿

写真は蒲（ガマ）が穂綿を出し始めた状態で、細かな綿が舞う。

滝沢直紀